カシオさん、いったいどこまで逝ってしまうのだろう。カシオさんの最新コンデジ、EX-10というやつを触ってまいりました。なんか「世界初!2軸ブラケティング」というのがウリなんだそうで、このカタログ写真にあるように「ある意味、9眼」というのはその通り。
カシオさんの公式ページ:http://casio.jp/dc/products/ex_10/
CASIO デジタルカメラ EXILIM EX-10BE プレミアムブラケティング チルト構造付き3.5型液晶 1210万画素 光学4倍 ブルーブラック EX-10BE
つまり一回の撮影で9枚の写真を設定を変えて撮ってくれるというやつです。実際に9回シャッターが降りるので、最初の「カシャ!」で油断して動いちゃうと後半がブレてダメダメになっちゃうので、慣れが必要ですが。2軸っていうのは絞りと彩度とかを同時に3段階づつ変えて取るので2つの設定で3つづつ、つまり3x3で9枚連写ってことです。2軸っていうのがちょっと分かりづらいかな。
カメラ自体はコンデジなのに妙にガッチリしてて、なんでかというと3.5インチのでっかい液晶が付いててしかもそれが上下にチルトするのね。レンズの周りにあるのはキヤノンさんが始めたと思わしき設定を変えるためのダイヤル。ギザギザでつかみやすい。そしてボディはマグネシウム製ってことで高級感があります。色も黒じゃなくて濃いブルーブラックでオシャレ。上のパネル部分はアルミニウムだそうです。
自分撮り(Selfieっていうのね最近は)するためにこんなことも出来る。自分の顔を視ながら撮影出来る。自分撮り好きな人にはたまんないじゃないかなぁ。
で、その9枚撮りはこんな感じに表示されるので違いがよく分かって面白いです。
あと地味なトコロでチルトする液晶の裏にカメラを立てておけるスタンドが付いてて、斜めにカメラを置いて撮影出来る。
スタンドを出したところ。
こんな風に置くことも出来る。
そしてもう売りの機能じゃなくなってしまったのか、カタログにもタイムラプスはちょっとしか載ってないですけど、出来ます。あとWiFiもついてるし、アプリを入れればスマホからリモートで撮影が出来るみたい。
実際に9枚カシャカシャと撮った写真の違いを分かってもらうためにスクリーンショット置いときます。
もういっぺんに色々撮れるので実際にはあとから選ぶのが大変。キヤノンさんのPowerShot Nもそうだったんだけど、もうカメラに任せてどんな風になるのかを驚いてたほうが楽しいかも。
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/ps-nsp/creativeshot/index.html
キヤノンさんのは1枚の写真から加工して6種類を作り出すんだけど、カシオさんのは実際に9回シャッターを閉じて写真を撮るというところが違います。どっちが良いかというよりはカメラの性格が違うからそれぞれだけど。Nのアプローチもとっても面白いです。直販だけっていうのがちょっとキヤノンさん、マジさ加減が足らないと思うけどw
しかしコンデジで7万円はけっこう高いなぁ。いや、モノとしてはスゴくよく出来てると思うんですけどね。
あとさすがにデカくて重い(384gもあるww)ので、片手でサクッと9枚撮るっていうのは厳しいかも。ちゃんと両手で持って9枚カシャカシャしてる間はじっと動かないように我慢する。これ大事です。なんか大げさだけどさ。
それと液晶に出てくる各種メニューが実に親切に出来てて、写真撮り忘れちゃったんだけど、それぞれの設定項目の説明が出てくるのが地味に素晴らしい。それでもこの2軸のマルチブラケティング機能は難しいって感じたひとも居たかもかなぁ。やってみるとスグわかるんだけど。
ということでもう少しお安くなったら考えよう。
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