とある用事でソニーマガジンさんに行く。
いろいろごにょごにょしているうちに最近、創刊準備号が出た新しいいわゆる「チョイわるオヤジ」狙いの、つまり30~40歳ぐらいの男性をターゲットにした新しい雑誌、REBOOTってやつを貰う。
や:「あ~~、これまさに俺たち世代にロックオン!って感じですねぇ。ま、今、雨後のタケノコのようにイッパイ出てますけど。」
編:「あ、そうなんですよ。」
や:「お!このヤマトのプラモ、1/350で70センチ、4万円かぁ、表紙はタグホイヤーの腕時計にランボルギーニミウラだもんなぁ。ドンスバですね。」
編:「そうですね。ガンダムだともうちょっと世代が若いんですよね。ガンダムとヤマトはちゃんと分離してる感じで。」
などとくだらない会話をこなしつつ、うちに帰ってしげしげと読む。
雑誌の最初のほうに編集長の文責記事ということで、Fashion、Digital、Drink、Entertainmentと1ページづつ最近のアイテムについての短い文章がさらさらと。その後、特集が何本か。
特集は、「Y'sを着る男達」っていう著名人にY'sを着せた写真中心の記事、次は腕時計、それから映画をネタにちょっと世相を切るみたいな。で、オヤジの関心といえば、クルマ。音楽は佐野元春で次は最近気になる女優の紹介を2ページづつ、っと。で、ヤマトに行って携帯やらHDビデオカメラやらを触って、最後に話題の人のインタビュー。
こういうレイアウトってもうまるでお約束のようにどの雑誌も決まっているので(特にこういうあまり軸を設定していないような雑誌の場合は)ある意味、安心して見ていられる。というか迷わない。スイスイと読める。
で、ナニが言いたいかというと、最初の編集長さんのコメントのとこの各記事の温度差があまりにハゲシイのではナイカト。
一つのコラムに「宅配ウォーターサーバーがキテルらしい」、ということを書いてあるんだけど、要は今流行ってる、いいんじゃない?と。ま、それだけ。読んでて「え!これだけ?オチは?結論はこれ?」ってずっこけた。
こういうときになにやら普段の観察眼というか審美眼みたいなものが試されるんだろうなぁ。一人で書くのも辛いよなぁ。あと、「ですます」と「である」調が混ざってて微妙に気持ちワルイ感じ。
でも雑誌は物凄い写真に力が入っていてちょっと他のタケノコとは違う感じ。このテイストを是非キープして欲しい。あと、文章だけで読ませる部分がもっともっと必要。製品の写真やらをジグソーパズルのようにはめこみゃ文章は単なる埋め草だってのは勘弁。
最後の編集後記の最後文章が
「・・・こんな私ですが、ぜひ次号も読んでください。今度はみんなで再起動。」
ってなんか切実だなぁ。もちっといい加減にダラダラやって欲しい。
(あ、表紙の絵が出ないや。しょーもない。)
最近のコメント