これは困った。前に書いた記事に関連してこれ観たんだけど。
基本的に「働くオトコ、ニコラス・ケイジ」のファンとしても見逃せないし。でもねぇ。はぁ。
きっとこれはDVDを買わないといけないんだと。特典ディスクにきっとスゴいものが詰まってるんだと。
あのテロを、あくまでそこに居た当事者からみた客観的な物語として表現しているので、当然政治的なメッセージも無ければ、オチもシカケもなく淡々とストーリーが進展して二人が助かって生きていくという物語。
まぁ、助かるのがオチと言えばオチだけど。
当然、その他に3000人近くの人が亡くなっているわけで、そういう還らない人とその家族も少しだけどちゃんと描かれている。ノンフィクションの個人的観点からのドキュメンタリーとしては最高に良く出来ている。
救出される前に家族が待つ病院で主人公の二人の家族がすれ違うところがあるんだけど、そこもホントにサラッとなにも無かったように描写する。この辺がオリバー・ストーンってことか。
しかし映画という「エンターテイメント」を求めている時には向かないと思う。てか、大体そんな時はこんな映画観ないか。でも120分の上映時間があっという間なのは、(自分的モノサシで)よく出来ている映画の証拠なんだよなぁ。
ニコラス・ケイジ、ひたすら瓦礫に埋まって横になったまま台詞を言うのは結構大変だったかも。きっとこんな役、そうは回ってこないから。でも、やっぱよく働くオトコだったよ、ニック、あんたは。
最近のコメント