学校で習ったことで身に付いていることと言えば、「せんせは怒らせないほうが身のため」、みたいな体罰がバリバリ時代のガキンチョにしてみればそれはそれは切実な処世術。でも、それだけじゃ足んないんじゃないか?と思い付いたのはごくごく最近のこと。
大人になってから色々有ったお陰で「そういえば、キリスト教ってのはなんなの?イスラム教ってなに?」と調べて書籍を色々読んだりしました。で、気が付いたのは、「なんでもっと早く教えてくれなかったわけ?」ということ。
歴史の出来事として「宗教」が登場するのはイイとしても、じゃなんでそんなふーになっちゃうのか?ということを先ずは知識として学ぶ機会があってもバチは当んないと、今なら思う。
ということで2ch方面ではめっぽう評判の悪いアカピー新聞社(@∀@)から出ているこんなのを読んでみた。
面白いのは日本の事例だけじゃなくて社会主義が崩壊して、それまで70年も宗教否定の教育をしていたソ連と後のロシアにちゃんと取材に行ってる辺り。そしていわゆるカルトとして挙げられている創価学会やらヤマギシズムやら統一教会やらが事例としてサラッとでてくる。ヤマギシズムについては初めて知ったんだけど、共同生活している子供たちに朝飯を食べさせないっていうその一点だけでもう一体全体なに考えてるだかって感じ。
さらに小ネタとして面白かったのは、取材のインタビューに2名で出る宗教団体はちょっとヤバイという記者の直感みたいなのが紹介されているところ。さすがに色んな人の話を聞いていて、取材の量もハンパ無いとは思うけど、コメントの順番とか組み合わせを変えるだけできっとこの正反対の結論に持ってゆくことも出来るんだろうなと思わせる出来映え。あ、そんな穿った読み方はいけないとは思いつつ。
でもいまの日本の公立学校が、いかに「宗教教育」から腰が引けてるかはよぉ〜く判った気がする。
給食食べる前の「いただきます」で手を合わせちゃあいけないなんてもう終わってる。
ちなみにフランスも学校では宗教分離らしいけど、それ以前に人権ってのがものすごい力の入れ方で教育されているのを知るとあの聖火リレーの辺りの反応の仕方もなんとなく判るってもんだ。
まだ咀嚼出来ていないので、とりあえずここまで。
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