Metallicaの「Some kind of Monster」というドキュメンタリーのDVD、邦題は「真実の瞬間」ってのを観た。
最初の印象。なんかRed Hot Chilli Peppersに状況が似てるなぁと。リーダー格のひとが問題を抱えてる辺りが。
こっちのバンドのネタは、ギターとボーカルのジェームスがアルコール中毒で半分ドロップアウトしちゃった時にドラムとリードギターがどうやってバンドを元通りにしたのか? セラピストやプロデューサーはなにをしたのか?ってところかな。そのへんの経緯が余りにも赤裸裸に映し出されている。それがファンじゃなくても面白い。
レッチリのほうは、ある意味、アンソニーの自己申告(自伝)だけだもんねぇ(あれはあれで相当に正直なストーリーだと思うけど)。
今まで聴かず嫌いだったメタリカを再認識させてくれたのでとても有り難い。やっぱスゴイバンドだわ、これ。
大まかな流れは、ドラムのラーズがジェームスをなんとかバンドに戻したくて、でもやればやるほどジェームスの心が離れていって、で2年以上も月に400万も払っているセラピストに「おい、お前はバンドの一員じゃねーし!」みたいな感じで突っぱねた辺りからようやくバンドらしくなって、新しいベースを雇って・・・・なんて辺りがスゴくリアル。
ジェームスに「おめぇら、いつまで撮ってんだよ!!オレはアッタマくるんだよ!これが!」なんていわれてもなお執拗に撮り続けるその根性がスゴイ。
こないだのカート・コバーンの映画が内面的すぎるとするなら、これは余りにビジネスというか葛藤し過ぎ。結局、誰がコントロールするのか?を争ってる。そしてとてもビジネスwwww だって、新加入のベースに渡す最初のサラリーとかの話題も出るし。加入していきなり一億円だからwwww
まぁ、度を外れた金持ちであることは、ジャンミッシェルバスキアの画を持ってたのがラーズだったって部分で象徴的に分かる仕組み。
もちっと演奏の部分が多いと楽しかったかも知んないけど、ドキュメンタリーとしてはとてもイイ出来。
[this is good] It is remarkable, very valuable phrase
投稿情報: Cuthbert Fryer | 2010/05/12 08:44