「おっぱいバレー」を観たんだけど。感想と言うか、何だろうなぁ、見事にあの宣伝に乗せられちゃって悔しいので書き散らしてやるぅ。
簡潔に言えば、「そのタイトルとは真逆でまっとうな「おバカ青春映画」だった。あ、終わっちゃった。
良かった!のひとつの理由は、圧倒的に「綾瀬はるかがカワイイ」から。あの顔ってすごく特徴的。キレイと表現するには無理がある。つまり、黄金律的に整っているわけじゃなくて、眼の形とか顎のかたちとか薄いほっぺたとか。それがなにかきわどいバランスで釣り合っているというか釣り合ってないから、それぞれの表情が凄く人間っぽい。沢口靖子とか小田茜とかじゃ、出来過ぎ。
いつも笑っているとかじゃなくてあの特徴的な眼を中心にどんどん表情が変わる。これは写真じゃ判らない魅力。ということはやっぱ映画向きなんだろうな。
もうひとつの理由は、監督さんとかプロダクションの努力、かなぁ。舞台となってる北九州の田舎町と風景とか使われている小道具、大道具のたぐいにスゴく気を遣っている。全体的な色調もちょっとセピアっぽい感じで北九州の夏(って行ったこと無いので判んないですけど)ってもっとギラギラ暑いと思うんだけど、そこをちょっとくすんでセピアかかった色調で統一してて暑苦しくない。
着ている服とか自転車とか街を走る自動車とか看板とか。どれもちゃんと昭和40年ぐらいの時代考証が出来ててエライ。ただ、1点だけ、綾瀬はるかが自転車に乗ってバレー部の男の子と走るシーンがあるんだけど、そこで彼女が持っているストップウォッチがデジタルな黒いヤツでそこだけがまるで未来からやって来たみたいに違和感有りまくり。
なんでかなぁ、なんであそこだけデジタルなんだろう。他はほとんど完璧なのに。というかこういうことを映画好きに書かせるための計算されたミス、というかチョンボなのか?それってなんていう「チョンボマーケティング」ww
ストーリーとしては予想通り、ダメダメな男子バレー部が「勝ったらおっぱいが見られる!」って盛り上がって即席で練習しても試合には勝てないわけで。しかも「おっぱい見せる」って約束が問題になっちゃって結局、学校を去ることに。この辺はリアルでイイわぁ。もちろん、おっぱいのカケラも見えません。
あと男子バレー部、みごとにイケテない男の子ばっか。そりゃ女子にバカにされるよねぇ。
ということで男の子のおバカさをコギレイにまとめて甘酸っぱいカルピスの味にするとこういう風になるって見本。綾瀬はるかの表情を味わって「カワイイわぁ、この子。おばちゃん、許しちゃう!」みたいなコーノさん的なキモチに浸るためだけの映画とも言えるかもしれない。
ブログパーツもあるので貼っておこう。 ←無くなってたwww
opv.htmlて
投稿情報: Zoker | 2009/05/23 13:19
非常に分かりやすい…これはいいレビュー。ちなみに青春物はこっぱずかしくて絶対に手が出せません。映画館で観たyasuyukiさんに感服
投稿情報: Ya-ko | 2009/05/25 11:50