皆さん絶賛の「ハゲタカ」ですが、六本木ヒルズで観てみた。
全体的に鷲津さん(さんってのもヘンだけど)がアブラ抜けちゃったみたいで表情があっさりしてる。あの一重の瞼の奥の目が光るとこが少ないような。ま、そんなにTV版も真剣に観たわけじゃないから、感覚ですあくまでも。
ただ、今回は玉山鉄二演じる中国のハゲタカが悪い役を一手に引き受けてて、鷲津さんが柴田恭兵演じるところの企業の参謀的な役割と戦うというところが無くて、なにやら味方同士みたいな。その割にはその中国人の悪役もみょーに脆かったりして、エグさが足らない感じ。最期もアッサリだし。
物語の大きな流れである自動車メーカーをTOBしようとする中国ファンドをひっくり返す辺りのところをもう少しこってりドラマチックに表現してほしかったなぁと。それよりも「金が悲劇をうむ」って言うメッセージを伝えたかったのかなぁ。その割にパーツ扱いされてた契約社員くんがカッチョ良く復活してて、オイ!それはカンタン過ぎないか!と。どうせなら、もっと大逆転!みたいなエンターテイメントに徹して欲しかったような気がする。
まぁ、面白かったですけど、2回は観なくていいかなぁ。連続のドラマみたいに長い時間使ってコッテリ展開するみたいな手法のほうが題材的に向いてるのかも。2時間じゃやっぱり尺が足らない気がする。
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投稿情報: Adam Pomeroy | 2010/06/08 05:54