もうこんなに凄まじく暗くかつアクションとファンタジーと恐怖が混じった猛烈スピードなスチームパンクな小説は久しぶり。
ニューロマンサーが肉体とコンピュータ&ネットの融合だとしたら、こっちはもっと肉体改造系のSF、かなぁ。で、ちゃんと筋書きがハラハラドキドキみたいなツボを押さえている。素晴らしい。
あと、とにかく出てくるキャラクターが凄まじくカッコイイ。しかも惜しげも無く殺しちゃうところもますますカッコいい。お約束の主人公だけが格好悪いデブな科学者でアタマ目一杯使ってなんとか生き延びる、みたいなスレスレ感がとてもヨロシイです。
しかも結末が結構、苦々しくてソコがまた堪らん訳です。こういうのってやっぱりダークな限りは苦い結末は必須だと思うんだよなー。
ということでココに出てくる異次元の蜘蛛、ウィーヴァーは映画化したら物凄い人気が出そうだ。ダン・シモンズの例のギリシャの神様が戦うあれに出てくるシェークスピア好きの半生物機械のマーンムートやキャリバンとタメぐらいに。
これ、映画化しないんかしらん。
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投稿情報: Timothy Trudeau | 2010/05/01 00:12