実は読んだことなかったハインライン先生の「夏への扉」、原題は「The Door into Summer」。夏も真っ盛りなので読んでみた。新訳のほうが図書館にあったので。
タイムマシンモノだとそれこそSFの世界では名作が多くてファンのみなさんにはそれぞれコダワリがおアリかと思いますが、実にスピード感溢れる疾走ぶりが気持ちいい。でちゃんと今の時代に合った翻訳になってるっぽいのでまだの人はこっちをオススメ。
で、なんかこの雰囲気、どっかで読んだなぁ、なんだっけなぁ、と思ったらコレだった。
現代のSF界の女王、コニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」。
こっちもかなりドタバタなタイムマシン喜劇だし、ハインラインが猫ならこっちは犬よ!みたいなコニーさんの意地を感じる。どっちもいっぱい人が死んだりしないところがとても心地良い。
ま、コニーさんの「ドゥームズデイ・ブック」がそれこそじゃんじゃん人を死なせるのに好対照という感じ。
ということでスゴイおすすめスゴ本だったんだけど、SF本じゃなくて今度の金曜日のスゴ本オフ用のジュブナイル本を集めないとイケないんだった。なんとかしようそうしよう。
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