もう言い切りたい。「ニューロマンサー」も「オルタード・カーボン」もイイけど、コレ読んで涙しろ、と。
追記:これも是非読んでいただきたい。変身モノの名作、「くらやみの速さはどのくらい」。もう5年も前の記事だったw時間が経つのは早い。
いわゆる人間の知能をごっそりディジタル化して抜き出してコンピュータに入れるとか他のカラダに入れるとか、いわゆる変身モノ的な物語ってとても荒唐無稽でありえねーって思うけど、「まぁまぁ、そこはひとつ置いといて」的なニュアンスで誤魔化されちゃう。だってそのほうがとても簡単に別のレベルのストーリーに入っていけるから。
だがしかしまて。シリコンのチップに入れるならいざしらず、他の生命体に入れるっていうのはそんなにカンタンなのか?という辺りに注目して創り上げられたのがコレ、「エヴァが目ざめるとき」。
近未来的SFには必ず出てくる「身体改造モノ」の揺籃期を描いた物語と言ってもイイかも知んない。そしてSFというよりももはや「一人の少女の物語」と言ったほうが正確かも。当然のように結末はとても苦くてしょっぱい。でもほんの少し、ホッとする明るさがある。いやだからこそ、最後の最後で泣けてくるのかもしれない。しょっぱくて苦いけどちょっとだけ微笑むことが出来るから。
娘を持つお父さんにぜひオススメしたい。
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