D100お久しぶりシリーズ第2弾。まずは、お花の接写。
うっかりでっかい本屋に行くとこういうのがあるからようちゅうい!!
TSUTAYAで一週間100円だったので久々に借りてみた邦題「リトルダンサー」、原題は「Billy Elliot」。
映画の作り方、というか構成と云ったほうがイイかもしれないけど、ストーリーが進んでいって最後の最後に種明かし、みたいないわゆるミステリーもののお約束をこういう映画に当てはめるのはどうかとは思う。でも、最後の最後のワンシーンを撮りたいがためにそれまでの時間が必要だったのだと思わせるくらいに最後のシーンに遭遇した時のカタルシスというかある意味、衝撃がずっと残る映画、がこれ。
ストーリーはごくごくシンプル。イギリスの炭坑街で炭坑夫の父親、兄貴、痴呆気味のおばあちゃんと一緒に暮らすビリーが父親に押し付けられているボクシングが厭でバレエを始める。だんだん好きになって上手くなっていく。その才能に気が付いたバレエのコーチからロイヤルアカデミーのオーディションを勧められて.....まぁ、そういう云ってみればシンデレラなお話。でも伏線になっている父親の炭坑ストライキの話とか死んじゃった母親のピアノを燃やしちゃうとこで父親が声を抑えて泣いちゃうとかゲイの同級生のマイケルとの交流とかそういうのが最後の最後で一気に「あぁ!!良かったねぇ、ビリー!」となるというホントに監督は最後のワンシーンに辿り着くためにここまで抑えた演出でがんばりました!!という、最後の快感が観終わった後にずっと残る映画。
改めて観てスゴいなぁと思ったのが、最後のほう、つまりロイヤルアカデミーでのオーディションに行くってあたりからラストシーンまでほとんどセリフが無いこと。炭坑夫の父親とロンドンにバスで移動する時の会話、
「ロンドンに行くの、初めてなの?」
「そうだ。」
「なんで?」
「ロンドンには炭坑が無い」
というのとオーディションの時に審査員の質問ビリーが答える、「踊ってると電気が走ってるみたいになるんです。そう、電気が」みたいなやりとりしかない。
こういうのをみるとキャストに喋らせるという手法だけじゃなくて映画というのはストーリーを伝える方法がいっぱいあるんだなと思う。そういう意味で、スゴく良く出来た映画。
とにかく最後のアダム・クーパーという希代のバレエダンサーを使ってその後のビリーの成功を一瞬で納得させるわけね。これ、映画館で観てたらしばらく席を立てなかったかも。それぐらいに衝撃的なラストシーン。
これと同じぐらいに「あ〜!ラストシーンを撮りたいがためにいままで我慢してきたんだなぁ」と思わせる映画を思い出した。
ロバート・レッドフォード主演の「The Natural」。これも最後の黄金色の輝く麦畑でキャッチボールというシーンで全てが納得させられるという、もうそれまでの展開はなんだったのか!と云いたいくらいに映像のパワーをまざまざと見せ付けられる。こういうのって映画の醍醐味としか言いようが無い。
あと音楽がUKロックでなかなかイイ。
最後でドッカーン!と快感を得たい人には堪らない映画。おススメ。
9/11に開催して大好評というかまなめさんとか津田さんとかアキヒトさんとかYuripopの変態ネタとかありむーの貧乏ネタとか長野さんのBotネタとかも、全部めいぼうじんがイイとこ持ってっちゃった気がするけど、気のせいかもね、のスバツイ、こと
「この素晴らしくてバカ野郎な世界:ついったー博覧会」、ですが、第2回目が決まりました。
パチパチパチ。(もう勉強会という看板は止めました。正直、勉強というより博覧会、です。)
今回はなんと六本木はミッドタウンの21Fに本社を構えるシスコシステムズ合同会社さんが100名入る会場を貸して頂けることになりました。しかも無線LANアリ、WebExを使って動画中継アリ、当然、Ustream中継もアリ、飲食OK、お酒もアリ!!という夢のような会場です。なんたってミッドタウンですよ、奥さん!
前にも書いたんだけど、スバツイは、「Twitterはビジネスで使える!早くやんないと乗り遅れる!フォロワーさん増やしましょー!!」みたいなのを教えてやんよ!ではなくて、Twitterが好きで、いろんな人に会ってみたいなー、あの呟きのあの人ってどんな人なんだろう?え!こんなひとが居るんだ!!という出会いの場所です。もう自宅PCの前で警備員している人にもうってつけなオフ会なんですね。なので気楽に来て下さい。そして楽しんで下さい。
日時:2009年10月30日(金曜日) 19時開場、19時半開始〜21時半終了予定(この後、懇親会を予定しています。)
場所:シスコシステムズ合同会社 本社 (http://www.cisco.com/web/JP/news/ga/map_tokyo.html)
マーケティングとかクチコミの活用とかのビジネス視点じゃないついったーに居る素晴らしくもおバカな皆さんを知るための博覧会です。
内容:Lightning Talk
登壇者には10分ほどのプレゼンというかトークをして貰います。その際に会場からの質問も受け付けます。今回のお題は、
「ついったーで変わったワタシ」
です。
登壇者のみなさま:(IDとBioの一部) 注:あくまで予定です。変更の場合は、ここに記録していきます。
* daichi : 「世を忍ぶ仮の姿。1978生まれ。「黙ってフォローするんだ。君のTLを俺色に染め上げてやる」」
* MaripoGoda : 「美人算譜士です。最近は人工衛星トラッキングしてます。」
* gothedistance : 「自重はダークサイドですよ。」
* shumai : 新しいこと楽しいこと大好き![256倍][現代アート好き][会社員][ニコニコ動画プレミアム会員]
* nekocafe : 「トノイケ信者。Gardenの為に頑張って生きてます。エロゲとネトゲ(パンヤ)以外はあんまりやりません。」
司会進行:ワタクシとgeekなぺーじのあきみちさん。なお、申し込みURLは10/19ごろから別途、この記事とgeekなぺーじのあきみちさんのブログで発表します。
すばついお申し込みはココ → http://bit.ly/iX1qf (追記:10/19)
前回の反省を踏まえ、高度な自動化を実現した新システムwww 「えxぺ2.0」別名「えxぺ Winter Edition」または「Snow えxぺ」あるいは「えxぺ ラブマシーン」で皆様のご期待に添えるように頑張ります。システムが完成しなかったら手動でww
今回も前回と同様、これまでのえxぺの勉強会やイベントで講演・登壇をしてくれた人には優先的な参加枠があります。そして今回の登壇者のお友達、お知り合い用に2名分の優先枠を設定します。今回の登壇者から「お友達暗号ワード」を聞き出してそれを申し込み時に入れて下さい。でもテキトーに入れるとホントに逆効果ですからww
*えxぺからのお願いです*
これまでえxぺでは色んな勉強会を主催して来たんですけど、当日のドタキャンがやっぱり発生するんですね。しかもなんの連絡も無い!みたいな。ある程度、人数が集まってキャンセル待ちが発生するような状況で連絡無しにドタキャンされると大変困る、というのが正直なところなのです。ですので、キャンセルは前日までに必ずTwitterでyasuyukima or geekpageに@してください。
特に過去のえxぺのイベントでドタキャンの前歴がある方は応募多数の場合の選考の際の要因になると思って貰ってイイです。つまり、「あんまりドタキャンばっかしてると、そらぁ選ばれなくなるよねぇ」ってことです。
ということで実際の申し込みはもう少し待っていて下さい。
えxぺ ラブマシーン、頑張って作ってます!(あきみちさんがww)
なぜか色んなことが重なって「Lamento」というBoys Love(最近のTermでいうところのBL)な小説を頂いたので読んでみた。
http://www.amazon.co.jp/Lamento-BEYOND-VOID-expiatio-%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%93/dp/4757748663
頂いたのはこの本を書いた金巻ともこさん。TwitterのIDでいうところの、http://twitter.com/TOMOCO さん。
生い立ちから言うとWindowsのPCで動くゲームをノベライズしたという本だったんだけど、当然こんな本を買う人はPC版のゲームをやっている人な訳で、突然にこの本だけを読むなんてひとは居ないのだ。なので前提条件が全然違うのは判っているんだけど、活字中毒としては手元に有れば読んじゃうわけでwww
ざっくり言うとなにやら中世的な世界観(というか魔法とか竜とかが出てくるだけでいわゆるファンタジーノベルの世界)のなかで登場するライというハンターとそれをサポートするコノエというワカモノの恋物語、としか言いようが無い。ちなみに出てくる人物はどう見てもイケメンばっかなんだけど、作中では猫、なのね。猫耳もシッポもあります、はい。
途中に仇役のとても悪いヤツとかとても悪いヤツにだまされちゃった悪魔wwwとかが出てくるが、要はこの二人がどういう風に相手を求めるか、それに応えるか、というお話。まぁ、悪いヤツがどうなろうが悪魔がどうなろうが関係無い、みたいなある意味強引な物語なのね。当然、この小説だけで伺い知る舞台もそんなに深みが有るわけでもなく、なにやら「なんでそんなに猫が活躍してんの?」みたいな無粋な感想しか出てこない。
読んでみて「あぁ、俺にはこの世界は無理だ」と判った。なぜってどんなに美しいワカモノが相手を求めてペロペロしたりしても全然萌えない。強いオスと若くて無謀なオスのお互いが惹かれていく過程が余りにカンタンかつお約束的にみえる。
こんなにカンタンに相手を求めていくもんなんだろうか?それこそ舞台と言うか世界の設定に依存するんだろうか?その辺の理解が足らないせいかもしれない。だって猫だからってマタタビで発情しちゃうってなんか、ねぇw
ま、そういう細かい部分は置いておいて、ワタクシにはやっぱり女の子のほうが断然良い。というか、もともと文章で欲情したような記憶が余りに無さ過ぎる。なので、ちょっと真面目にこの路線を読んでみようかと思う。
流石に図書館には無いかも知んないなーwww
うん、これはイイ。でもこれが描かれてるところがスーパーカブの荷台に載っけられてる木製のハコってんだから、なおイイ。
前回のでんのみで考えたんだけど、「今の出版業界はどうよ?」ってやってても業界のなかの人からは厳しいだのおかしいだの悲惨だの死ぬしかないだのしか出てきそうにないのでちょっと方向性を変えて、
「もしも本が~~だったらあなたは買いますか?/読みますか?/書きますか?」
って逆方向から攻めてみようかと。「~~」の所には、
「電子書籍だったら」「安かったら」「印税が10%じゃなくて50%だったら」
とかを入れる。その答えは各人で違うはず。それをある程度集めて、共通点を探る。そうすると万人に向けた解答とまではいかなくてもそれぞれの立場、趣味、嗜好にあった未来の書籍みたいなものが見えてくるのかなと。
こういうアプローチであって欲しい姿をある程度定めてから、それを実現するためには何がどうあればいいのか?を探る。
それなら各自がちゃんと答えを作ってきてそれを披露する、そしてそれに対して質問したり、思いも寄らなかったアイデアが湧くかもしれない。前回はあまりにグダグダな進行でみなさんになにやら欲求不満をさせちゃったみたいなので。というか自分自身が欲求不満だったというのが正解だけどww
なんなのかなー、要は表面的な意見交換じゃなくてさらにその奥に行きたかったという感覚です。
さらに言うと
「電子書籍になったとして書店とか図書館の役割ってなんだろう?」
「本を買うってなんだろう?」「本を借りるってなんだろう?」
「どうやってお金を払うのが一番いいんだろう?」
「本を薦めるって楽しい?」「本を薦められたら楽しい?」
そういう疑問を書き出してみて自分なりの解答を見つける、という作業が要るのかもね。てなことをつらつら考える秋の夕暮れ、です。
前に「電子出版がらみで誰か出版業界の方とお話したいなぁ」みたいなことを思い付いて、結果的に「電子出版の未来を考える会議」みたいな大仰なタイトルの飲み会をやったわけですが。
ちゃんとメモっておかないと忘れそうなので書いてみる。
結果的に19名の方に集まって頂いて渋谷はデジハリさんの会議室でまずお話をスタートしたわけです。
一個人として「なんで出版不況なの?」とか「面白い本が出なくなるのはマズいよねー」みたいな辺りをまずは教えて貰おうということで、声をかけた数人の出版業界のみなさんから内部のお話の一端を紹介すると、
「出版社と取次(という流通機構)と書店という3層構造が他の業界からみると異常」
たとえば、欲しい本が入庫せずに売れない、しかし来た本を開けもせずに返品する書店、返品による損を打ち消すために新刊を押し込んでまさに自転車操業的な出版社、部数なんてホントにイイ加減、ヨコをみて決めるみたいな編集さん、出版社から本を出しても売れないけど、看板だからと開きなおる著者、とかの話がまぁ、いっぱいで文字通りお腹イッパイに。
その辺のお話は、参加してくれた「スゴ本」ブログの著者のこの記事がスゴイです。まとまってます。
この手の話だけで一晩終わりそうだったので、「電子出版ってどう?」と言う風にネタを変えてみると、たまたまKindleを持って来てくれたひとがいてそれをみんなで回しながら、またそれぞれが思ったことを話すわけです。
携帯で読める小説を紙で読んでみたら面白くなかった、つまり携帯で読んでこそ意味が有るコンテンツがある、とか、本って重いしかさばるのでそれだけの意味でも電子になってもらいたい、とか、漫画は縦じゃなくて横のフォーマットで読みたいよねー、とか、Kindleなんで画面タッチしてスクロール出来ないの?とか。最後のはiPhone病ですね、わかりますw
で、2時間位話してあんまりまとまんなかったんですが、要はみなさん、電子出版に期待しているとwww スゴイまとめだ。我ながら恐ろしい。あとフランスに持っていくお土産は漫画がイイとか宮崎さんとこの映画は月に5分間分しか作れないとか電子出版で書いても紙よりも印税が少ないんでスけどぉ!とか。なにやらやっぱり飲み会レベルでしたね。はい。すみません。
せっかくなのでKindleの写真を貼っておこう。
最近のコメント