前に「電子出版がらみで誰か出版業界の方とお話したいなぁ」みたいなことを思い付いて、結果的に「電子出版の未来を考える会議」みたいな大仰なタイトルの飲み会をやったわけですが。
ちゃんとメモっておかないと忘れそうなので書いてみる。
結果的に19名の方に集まって頂いて渋谷はデジハリさんの会議室でまずお話をスタートしたわけです。
一個人として「なんで出版不況なの?」とか「面白い本が出なくなるのはマズいよねー」みたいな辺りをまずは教えて貰おうということで、声をかけた数人の出版業界のみなさんから内部のお話の一端を紹介すると、
「出版社と取次(という流通機構)と書店という3層構造が他の業界からみると異常」
たとえば、欲しい本が入庫せずに売れない、しかし来た本を開けもせずに返品する書店、返品による損を打ち消すために新刊を押し込んでまさに自転車操業的な出版社、部数なんてホントにイイ加減、ヨコをみて決めるみたいな編集さん、出版社から本を出しても売れないけど、看板だからと開きなおる著者、とかの話がまぁ、いっぱいで文字通りお腹イッパイに。
その辺のお話は、参加してくれた「スゴ本」ブログの著者のこの記事がスゴイです。まとまってます。
この手の話だけで一晩終わりそうだったので、「電子出版ってどう?」と言う風にネタを変えてみると、たまたまKindleを持って来てくれたひとがいてそれをみんなで回しながら、またそれぞれが思ったことを話すわけです。
携帯で読める小説を紙で読んでみたら面白くなかった、つまり携帯で読んでこそ意味が有るコンテンツがある、とか、本って重いしかさばるのでそれだけの意味でも電子になってもらいたい、とか、漫画は縦じゃなくて横のフォーマットで読みたいよねー、とか、Kindleなんで画面タッチしてスクロール出来ないの?とか。最後のはiPhone病ですね、わかりますw
で、2時間位話してあんまりまとまんなかったんですが、要はみなさん、電子出版に期待しているとwww スゴイまとめだ。我ながら恐ろしい。あとフランスに持っていくお土産は漫画がイイとか宮崎さんとこの映画は月に5分間分しか作れないとか電子出版で書いても紙よりも印税が少ないんでスけどぉ!とか。なにやらやっぱり飲み会レベルでしたね。はい。すみません。
せっかくなのでKindleの写真を貼っておこう。
このデバイスをみて、「あぁ、このフォントじゃ読みたくないなぁ」とiPhoneの画面を視て思う。いくら省電力が売りでもこの表示の品質だったらちょっと厭かも。英文フォントですら、ガビガビしてる。解像度が低いんですかね。ただ、みなさんの中には本は外で読むから日光のしたでも読めるのは大事!というひともいましたね。あと、下のキーボード?は要らないかなぁ。その分、タッチパネルでって思っちゃうのもiPhone病ですね、はい。
[いいですね]
やわらかーいタイトルがいいですねー。
昔、「コージ苑」ってマンガに出てた”小野あつ子”のあだ名”ノア”みたいです。
投稿情報: フラダンスの犬 | 2009/09/22 05:36
老眼て立ち読みすらできないワケで、向こうから光ってくれて文字の拡大が容易にできるメディアに「読む」行動がシフトして行くんです。
そうしてるうちにだんだん縦書きが読みにくくなってくる。
縦書き用に作られた昔のフォントフェイスがすでに読みにくい。
そうですか。
Kindle読みにくいですか。嗚呼。
投稿情報: コーノ | 2009/09/24 14:36
うん、Kindleだめっぽい。ペーパーバックのあの安っぽい紙のまんまと言ったらわかるかも。とにかくガビガビ的な。あとやっぱり表示が遅いよね。
あ~、iPhoneがそのまんま大きくなれば良いのにって思う。
投稿情報: yasuyuki | 2009/09/24 15:09