友だちに「プレイボーイに有名な写真がイッパイ載ってるのがある」と教えられて、ついふらふらと買ってしまった。そこにインタビューが載っていた森山大道さんの回顧展は、ご近所の恵比寿ガーデンプレイスの写真美術館でやってるので観に行ってみようかと。
まずその森山さんのインタビューから一言。回顧展について訊かれて答えたのがこれ。
でも僕自身が、そんなものを回顧することはないんです。回顧してもなにもない。もう終わったというか、終わってはいないけれど、自分で回顧したってしようがない。特に写真というメディアは、僕のように街中で撮っているスナップカメラマンは、常に世の中というか、外界とクロスせざるを得ないでしょう。向こうも圧倒的に動いているわけですよね。こっちもとどまっているわけにはいかないというのがあります。回顧とかしている場合じゃないという感じですよ。
いきなり「勝手にやってろ」宣言。オヤジ、カコイイ。
同じ号に「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」という最近の映画でプロデューサー兼主演のトム・ハンクスのインタビューが載っていてこれが短いのに意外と面白かったので、ついでにメモ。
白人西洋社会は昔からあの地域を理解出来ていないんだよ。アラビアのロレンスの時代も、アレキサンダー大王の時代もそうだ。あそこに出かけて行って、思い通りに物事が進んだことなんて一度だってないんだ。
トムくん、なかなかわかってんじゃん、と思う。観に行ってみようかなぁ。無知の力は強力だ。個人が自分でもっと知りたいと思うまで、知識というものは増えないんだ。この映画が公開される時、「チャーリー・ウィルソンがいなかったらパキスタンが核を持つこともなかったし、9・11も起こらなかった」なんて記事が出るだろう.今から保証するよ。そう書く奴らは間違っているし、無知で、単純だ。アメリカのメディアは単純でわかりやすいものをパッケージにして売りたがるのさ。
そこそこに古い店も新しい店もある広尾商店街だけど、遂にこんな店が出来つつある。
なんかひっさびさのハードリカーで酔っぱらっております。
え〜と、年初から「今年は(あんまり意味も無く)お酒を飲まない」宣言をかなり律儀に守っておりましたが,さすがにNikkaさんで2,000本限定のお酒を頂けるとあっては、そんな約束はキッパリと忘れて飲むことにする。
ということでここは青山は骨董通りのNikkaさんの本社です。
ここの地下イチにあるバーにのそのそと集まってみる。
で、今日のお題はこの1987年に余市で仕込まれた樽からブレンドされたウィスキーを頂くことだ。それはなんと世界のウィスキーのコンテストで一等賞をとったんだなそうな。
もうね、Vox This !とコーノさん曰く扱いが邪険なカンジのブックマークでグルグルに迷子になった。ご近所さんに教えてもらってようやくなんとかなったYO!結局、ブックマークのとこでZokerさんメソッドでVox This !して編集画面でコピーして、書き加えたい記事とこでペーストですよ、ほんまに。手間かけんなっての。
ということで言いたかったことは、WebPaintっつーアプリのとこで見つけたこれ。良いなぁこのイラスト、そしてアプリも。ジャクソン・ポロック風のペイトツールがオサレ。FacebookのID持ってるひとは是非!
http://apps.facebook.com/tagteamgraffiti/えーと、約2年ほども使ってきてVoxのことは何となく分かってたつもりなんですが、甘かった。
Vox This !していきなり記事にせずに、とりあえずブックマークにしておいて、あとから記事にそれを入れようとしてはたと困った。
「ブックマーク」を入れる機能が「記事を書く」に無いような。
「アイテム挿入」にあるのは、フォト、音楽、ムービー、本、コレクション、コード挿入。う〜ん。
ところでブックマークって「Vox検索」の対象の種類としてはあるんだけど、自分が作ったブックマークはどうも探せない。う〜ん、灯台下暗し的な感じだなぁ。
Vox This !のヘルプみてもいきなり記事書く方法しか書いてないしなぁ。
どーすんですかね、これ。
「ウェブ汚染社会」という法政の先生が書いた新書を読んでみた。
携帯やらメールやらブログやら2chやらのネットのもろもろが若年層にワルい影響を与えているのを検証しつつ、その対策と今後の展望を示す、というまぁそうゆう本だ。この手は新鮮さがイノチなので即読んで即感想を書いてみることにする。新書のたぐいはちゃんといつ発行されていて、筆者が思う賞味期限はこれぐらいの時期までです、ぐらいの宣言が要るんじゃないかな。どっちかというと生鮮食品だと思ったほうがいいかも。
という前振りはさておき。結論から言えば、2chとかをちゃんと判って慣れている人(というか昔のBBSから知っている人)からすれば、ゴクゴク当たり前のことが書いてある。だから、2chの管理者、ひろゆきの言う、
「編集をしないことによってクオリティの低いものや、真偽不明の情報はもちろん出てくるが、それは見た人が判断したらいい。わからなければ、使わなければいい。インターネットがなくても日常生活に差し障りはないので」
は別に当たり前のことだし、だからどうということもない。ごく普通の感覚。もちろん、知らない人にとっては「えぇ〜〜〜っ!」ってことかもしれないけど。
そんな当たり前だな〜的記述の中で面白かったのが、いわゆるネットを使った犯罪の概要,章で言うと「第四章 ウェブ汚染から子どもを守るためには」の143p辺りで、匿名性をフルに活用して大人を騙す子供たちの話が出てくる。警視庁のデータによると出会い系サイトの勧誘をしたものの90%以上が女子中学生、女子高生だったんだそうな。つまり子供が大人を騙す構図。
なるほど、ステレオタイプ的に「子供は被害者」という思い込みを捨てて、ついでに犯罪の善悪みたいな社会的判断はちょっとおいておいて、この新しい道具を使うワザについてはやっぱアタマが柔らかいほうがいいんだなと直感する。
で、被害者にも大人は居るし当然子供も居る。加害者側も同じだ。筆者の先生が例えるように、ネットを泳いで行くのは自動車免許と同じと思ったほうがいいかもしれない。運転出来てもちゃんと責任が取れる歳にならないと免許を貰えないし、当然、外を運転することは出来ない。ふむ。ま、一理ありますな。
ただなんでこの本を読もうと思ったかと言うと表題の「ウェブ汚染社会」というタイトルがちょっと気に入んなかったから、それだけ。つまり大人が欲望全開で「ウマいことしてこいつらから金をふんだくってやろうぜ!」って思っているのはいつの時代でもあったわけだし、それの被害に遭う大人も子供も居た。単にそれが素早く簡単になっただけで、まるで毒ガスが蔓延しているかのように脅すのはどーかなーと。最後の章は、かなり明るく振る舞ってるけどちょっとムリがあるwww
昔は、社会通念というかおっかないオヤジとか近所のおっさんとかそういう枠がちゃんと機能していて、個人の感覚をどこまでも延長する(それこそ世界の裏側までとどきそうなぐらい)ネットのような道具がなかっただけでワルい大人は悪かったし、ひねたガキンチョだって居ただろう。つまりはそう言うことだ。道具が悪いんじゃなくて使い方が悪い。そしてその悪い使い方を直そうとマニュアル式にやってももうダメだ。大人も子供も自覚的に客観的に冷静になって個別に「これはこうしよう」とやるしかないと。ひろゆきの言う通り,別にネットが無くなったって死にはしない。
ちょっとブドウ糖がアタマに入ってなくてまとまんないけど(明日人間ドックなのでもう何も食べれないの ハァ)普通のことが普通に書いてある。ちょっと子供をこう扱え!みたいなとこはステレオタイプっぽい駆け足な気がしたけど。
もう1回だけ書いておこう、自分のために。「ウェブが社会を汚染している」のではなくて人間の欲望があからさまなっちゃっただけ。それがネットという媒体と道具によってとても簡単に現れるようになってきただけだ。子供はしっかり、欲の皮の突っ張った大人達を、ウソやゴマカシで丸め込もうとしている大人達を見通していると思うよ。
悪いものも山ほどあるけど、良いものも山ほどある。それが社会だし、人間だと思う。ネットなんてただの道具だ。
いや、ちょっとHDがらみ(あ、ハイデフ映像のほうね)を調べてたら、「こーゆーのはさー、誰かポータルっぽくまとめてるサイト無いんか?」って思って、「HD ポータル」ってグーグル先生に入れてみた。
するとはてなのこんな質問にでくわした。いや、あの、べつに、揚げ足じゃないんですけど、
ポータルHD
つのは、もう標準語ですかそうですかってぐらいに普通にみなさん回答してる。こういうのは突っ込まないのが礼儀なのかなぁ。
もうね、HDって略語を使うのはやめにしたらどうかと浜松町辺りの家電メーカーが自虐的に言い出したほうがいいんじゃないかと。
最近のコメント