日本ではあまり話題にもなってないけど、ちょっと気になったのでメモ。
ことの発端(といえるかどうかは分からないけど)この記事。
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/jul/04/milly-dowler-voicemail-hacked-news-of-world
ルパート・マードック帝国配下のNews of the Worldていうイギリスのタブロイド紙が2002年の3月に失踪(結果は誘拐殺人)した13歳のミリー・ドウラーっていう少女の捜査を邪魔したというハナシ。何かと言うとNews of the Worldに雇われた探偵が彼女の携帯のボイスメッセージを聞けるようにハックして、その内容をゲットした。ところが、ボイスメッセージがイッパイになったので途中で消しちゃったと。それで、家族は彼女が生きててそれを自分で消したと思ってしまった、という顛末。結果的には捜査の妨害にもなっちゃったわけで。
それをイギリスのThe Guardianが見つけてハゲしく追及。上の記事ね。ことはオオゴトになってきて、当のNews of the Worldに広告を出している広告主に対してTwitterでその広告を止めるようにTwitterユーザーが動き出した。
その結果が、これ。
http://mashable.com/2011/07/06/advertisers-news-of-the-world/
読むとルノーUK、UKの三菱自動車、フォードUKなどなどが「もうあそこには広告は出しません!」宣言。Twitterユーザー、(゚д゚)ウマー。
なんとテンプレまで用意されてる。これ。http://www.pint.org.uk/notw.html
ということでなにかというと日本でも「あのメディア腐ってる!」とか思うことあるじゃないですか?そういう時はメディア本体よりもそこにお金を払ってる会社にちゃんとメッセージを届けるべきだよな、というおハナシでした。ま、常識といえば常識ですけどね。
あと、単に自社の潜在顧客だからどうのではなくて会社の社会的存在意義を維持するという発想で外の声をちゃんと聴く、ちゃんと反応するのって大事だなぁと思うわけでした。
ところで日本でもそういうの出来るのかな?携帯のボイスメッセージを他から操作するのって。あ、警察の人はやってるか。
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