今週土曜日にスゴ本オフ「アイドル」っていうのがあるんですけども。以前、「学校」のスゴ本オフでももクロを熱く語りまくったおじさんが居て、「そんなに語りたいなら別に機会を作りましょう」ということで決まった「アイドル」のスゴ本オフ。
とりあえずワタクシのイチオシはきゃりーぱみゅぱみゅちゃんなんだけど、彼女はアイドルじゃなくてアーティストなんだそうで、そういえばそうだなと。
で、いろいろヒネリ技を考えてたら、自分にとってのアイドルは何か?翻ってヒーローは何か?を考える時間が出来ましたよ、と。以下は自分なりの定義です。
ヒーロー=一般人でも良いし、もちろん強くて頼もしい人でも良いんだけど、どっちかというと「結果」としてヒーローになってしまう人。最初からヒーローな人は居なくてあとづけ。
アイドル=ある役割を完璧に果たす人、もしくはモノ。完全無欠、悩まない、迷わない。結果じゃなくてその成り立ちから既に「アイドル」になってる。最初からアイドル。
前に書いたクリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」って云う映画で、硫黄島に旗を立てた兵士がたまたま写真に撮られてしまっただけでヒーローとして消費されていく、最後はどうしようもなくボロボロになってしまう、というのがいわゆるでっち上げられたヒーロー。つまり何かの象徴であって人間扱いされない。使い捨て。
アイドルもその意味では人間じゃないんだけど、人間の弱さを超越したもっとスゴいものを見せつけてくれる存在。ヒーローが作り上げられるのと対照的にその存在自体が登場した時から既に完璧、そういう感じ。
そういう意味で殺すことが存在意義のエイリアンもダン・シモンズの「オリュンポス」に出てくるキャリバンも完全無欠の殺戮マシーンとしてとっても「アイドル」っぽい。「Game of Thrones」の大狼、ダイヤウルフも超カッコイイ完全無欠の存在だよね。
完全無敵じゃないけど、不祥事を起こさないという意味では初音ミクもアイドルだなぁ。
そんななかで自分が「これはカッコイイ!」って萌えたアイドルが登場するスゴ本はコレ。
儀式 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)スペンサーシリーズは主人公のスペンサーがもちろん真ん中にいるんだけど、やっぱりホークでしょう。このシリーズの完璧なアイドルは。ケンカはめっぽう強くでタフで女にモテてクール。悩まないし、躊躇しない。もう完璧です。
アイドルは弱音吐いたり、痛がったりしちゃあいけません。作者のパーカーが亡くなっちゃったのでスペンサー・シリーズはもう永遠に終わらないけど、ホークはどこかで復活してはくれないもんかと、無理を承知で祈ってみたりします。
アイドルは祈ったり、神様に助けを求めたりしちゃあいけないんだけどさw ま、いいか、オレ、アイドルじゃないし。
一応、きゃりーちゃんのPVも置いておきますか、自分のために。
やっぱりこのCANDY CANDYが楽曲としては最高傑作な気がする。
ワーナーミュージック・ジャパンさんのご意向でEmbedなリンクは出来ないのね。なんでなん。(´・ω・`)
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