なんとなく手にとって読んでみたら面白かった。
太陽をみつめて (新しいイギリスの小説)イギリスに暮らす一人の女性の一生を子どもころから100歳直前まで描いた物語なんだけど、後半に出てくる一人息子、グレゴリーの独白というかGPCと呼ばれるコンピュータシステムとの会話が面白い。Googleがもっと進化したらこれくらい出来るのかな。それともSiriかww
その会話の後でグレゴリーが母親ジーンと交わす会話、というか人生の問いがなかなか面白い。
「死は絶対か」
「宗教はナンセンスか」
自殺は容認されるか」
こういうことを自分に訊いてみるのもいいかもね。という味わい深い物語でした。そろそろ主人公ジーンのキモチ(どうやって死んでいくべきか?)が個人的に切実になってる今日この頃です、はい。
7/17に都内某所で行われたマクドナルドさん主催の新商品試食会、行って来ました。
世界の☆☆☆マックっていうぐらいだから、USっぽくないものが出てくるとは思ってましたけど、まさか5個も試食があるとは!ちょっと多すぎですw
しかしマクドさんのイベントもだんだんハードルが高くなってんなぁと思うのは、今回は単に食べて感想をブログで上げてね!じゃなくてその場でツイートしろ、と。5個それぞれにハッシュタグを決めてあるから、それを付けろと。うんうん、分かりますその発想。
ちょっと前なら英字のタグだったのがもうしっかり日本語だしww ということで今回はこの5つを頂きました。カンタンにそれぞれの感想など。
ル・グラン・トマト:ちょっと変わったバンズにこれまたフレンチっぽいソースでなかなかイケる感じ。野菜とお肉のバランスがヨロシイ感じ。
ル・グラン・ソーセージ:トマトの代わりにソーセージっていうかスパイシーなハム?が加わってる。まさに肉食べてる感じ。お肉好きにはこっちのほうがウケるかも。
ここまでがフレンチだったのに次はいきなりインド。カレー味。
ゴールド・マサラ・ホット:食べる前から思いっ切りカレーの香り。
開けてみるとバンズが3段になってるw かなりゴッテリはいってますね。
食べ始めてもこんな感じ。結構スゴい。そして味が濃いぃ。アンド辛い。
かなり辛いので子どもは食べらんないかなぁ。そんでもってコレの辛くない版がコレ。
ゴールド・マサラ・マイルド:これは翻って甘い。いや、甘辛いというか辛くはない。そしてやっぱり味が濃い。
なんたってリンゴとハチミツですからwww しかし味のインパクトが強いのでホント口の中をサッパリさせるラッシーが欲しいトコロ。コーラでは役不足。
甘めのカレーソースが溢れてるww
最後はコレ。
チーズオージーデリ:なんというか前の4つが味濃いめだったのでホッと出来る味。というか冷たいビーフパストラミにチーズと野菜をはさんだだけっていうシンプルさ。実際はそんなにシンプルじゃないのかもしれないけど。
あ、ほんのりソースが使われてますな。
う~ん、肉肉しております。
そんでもって最後の最後にコレが来た。
マックフルーリー・トロピカルソーダ味:
もう色がすごい。コレだもん。
そして丸いツブツブのソーダのハジケルやつが入っててトロピカルなソーダってそのままのお味。
一応、さっぱりしましたけど別の意味でまたお口が辛い感じに。
しかし素材や料理方法にこだわって新商品開発してる一方でこういう人口甘味なモノもきっちり押さえる辺りがマクドさん、シッカリしてる。全方位で勝つる!的な執念を感じますね。
しかしここまで高度に研究されて開発された商品を安い単価で提供されたらフツウのレストランとかは太刀打ち出来ないよねぇ。とは言っても高度にチェーン化されたお店以外でも美味しいモノはあるので、みなさん、頑張っていただきたいと。
しかし5個は多いので半分ずつにカットして頂いても良かったと思いますが、そうすると実際の提供するカタチと違っちゃうのでそれはそれで微妙なんですね、きっと。次はもっと軽い、そうだなぁ、飲み物だけの試食会とかアップルパイの試食会をお願いします。
ちなみにマクドさんのアップルパイは揚げるんじゃなくてフツウに焼いたヤツにして欲しいと切に願いつつ、おしまいにします。
図書館で座り読みしてきたアーシュラ・ル・グインさん著の「空飛び猫」の三部作。
読んだのは勿論、村上春樹訳のヤツだったんだけど、薄いし、簡単そうだから原書で読みたいなぁ。ということでメモ代わりに置いておく。
しっかしアマゾンのロープライス、破壊的に安い。
8/4にホラーのスゴ本オフをやるんですけど、その前の昼間は子供連れ対象のドキドキ本を囲むお話の会」なのです。っていうことでたまたまヤングアダルトの棚で見つけちゃったコレ、とってもナイスだった。
「怖い」ってナニ?っていう辺りを優しく分類したりして、小学校高学年ぐらいになんで怖いのか?怖いってどういう意味でがあるのか?をわかりやすく解説してる。
でも、キモはわからないこと=理解できないこと、結果として怖いこと、があるって決して悪いことじゃないし、それって必要だよね、っていうとっても普遍的なジジツなわけで。そういう人間の社会にとって大事なことを教えてくれた気がする。どうも明治維新以降、西洋化されすぎちゃったよねっていう反省もあり。
人間が万物のトップに居るわけでもないんだよっていう辺りを改めて思い知らせてくれるという意味で「オバケとか幽霊、妖怪」っていうのは大事なんだよねって思う。あと人間が全てわかってるわけでもないっていうことね。これ大事。そういうことがサラッと書いてあります。
夏休みに親も子どもも読むべき本だなぁ。150pだからあっという間に読めるし。あとページの隅っこにパラパラマンガが付いてて、これがけっこう優秀。こういうのを実現する編集さん、グッジョブ。イラストもナカナカ良い感じに怖いですww
河合隼雄さんの「猫だましい」、猫を主題にいろいろな本を紹介するっていう猫好きにはたまらない本。
グリム童話の「長靴をはいた猫」と「百万回生きたねこ」とル・グインの「空飛び猫」と大島弓子の「綿の国星」が入ってて、漱石の「吾輩は猫である」が入ってない時点で、とてつもなくっていうと言い過ぎかもしれないけど、頷きと発見に満ちた名著である。異論は認めるけど。
ということで猫好きは読んだほうがいい。
あと、ル・グインの「空飛び猫」の引用が素晴らしい。猫の立場と人間の立場を対等に扱っててここまでシンプルに人間と猫の気持ちを言い表してるの、読んだこと無い。
人間の兄妹、ハンクとスーザン、猫の兄妹、ジェームズとハリエットのこんなやりとり。
『ねぇ、ハンク』とスーザンは言いました。『この羽ってすごくふわふわしてる』
『ねぇ、ジェームズ』とハリエットは言いました。『この手って、すごく優しいのね』
ちなみにこの書影に使われている猫の置物は村上春樹の持ち物らしい。
いやぁ、世の中、時間が経つのは早いなー。(工エエェェ(´д`)ェェエエ工)
6/25にMozzila Japan主催のAndroid版Firefoxのお披露目パーティに逝ってきたんだった。忘れそうだったけど思い出して良かったぁ。
ということでWebKit周り(追記:ココ、テキトーです。Gekkoだったかもしんない。そんなスライドもみたような記憶があるっていう程度なので追求しないでくださいww)をガッツリ書き直して速くなりました、とかFirefox Syncっていう便利な機能が入ってパソコンでもスマホでも同期取れますよ、とかDo not Trackができますよ、とかイロイロあるんですけど、当日久しぶりにお会いした某家電業界の方のお話が面白くて、
えぇ!ソコでそんな事まで決まっちゃうんですか!ハエー!
とか
知財はどうすんですか?え?あとで考える?うはー。
とか
おぉぅ、社内でも血で血を洗う、いや、脚の引っ張り合いですか、ほうほう。
とかね、もうね、イロイロです。ホンハイさん、オソロシス (・д・;)
そんでもって昔シスコさんでやったイベントの絡みかどうかはわかりませんが、声をかけてくれた人が「元シスコなんですけど、今はモジラで楽しくシゴトしてます!」みたいな人も居たりしてホント世の中イロイロです、はい。
でもフォクすけは安定のカワイさ。
ちゃんとこういうバナーを店内に貼ったりして、ナイス努力。いや、当然かw
思ったんだけど、Firefoxはセキュリティ絡みの機能拡張だけやってたら差別化できるんジャマイカと。でもエンジニア的には面白く無いのかもしんないけども。
あとその家電業界の人とも話題になったんだけど、
だいたいMozzila Foundation自体が今まで生き残ってるっていうコトがスゴイ。
という結論に達した夜でありました。そうだよねぇどっからお金出てるんかわかんないけど(いやわかってるんだけどw)、ちゃんと生きてるのがスゴイよねぇ。
しかし参加していた女性陣のデジタル一眼保有率の高さは異常。特に写真はありませんけど。
こちらからは以上です。
この本だけは文庫本で読んだほうがいい。
ちゃんと著者も編集の人もとても気を遣って作ってある気がする。まえがきとあとがき、それに解説まで追加して、
うかつにこの本を読んで「そうだ!こうすればいいのか!」とか「え~!これはひどい!」とか思わないように。これはあくまでも一人の患者の記録でしか無い。他のうつ病患者に応用できるものでも無い。
というのを繰り返し書いてある。それぐらい千差万別だし、著者が通った病院も合計4箇所、それにカウンセリングセンターも加えて最後は気功師まで出てくる。それぐらい色んな組み合わせがあって全く同じことは起こり得ないのだとわかる。
だいたい解説にも書いてあるけど、よく気がつく世話好きな別居婚な旦那が居て、都内にマンション、札幌にもマンション、秘書が居て、金銭的にも余裕がある、猫と猫を世話してくれる両親も健在で横浜に住んでる。そしてやたらと編集者やら友だちと外食するし、夜遊びもする。そういう立場で「うつ病でたいへん!」っていうよりも楽しそうって思えちゃう。激痛に悶え苦しむところも出てくるけど、前半は明らかに苦しみながらも楽しんでるように見える。
そして解説の精神科医からは「うつなら思考が低下して途方に暮れる状態なんだからこんな完成度の高い日記なんか書けない」って言い切られてて逆に痛快。そう、お医者さんによっても全然違うのね。(・ω・`)
ということで2003年から2006年までのうつ日記は全快!っていう本人の宣言で終わるんだけど、これを参考にしちゃあいけないんだよね、きっと。そして著者さんもそうしないことを望んでるんだと思う。
あとがきに、こうある。
自力ではできないことが生きていくと沢山あります。大人になって、なんでも自分一人でできる、解決できる、一人で生きているような気になっていたのが大きな間違いだったのかもしれません。人は人に頼るしかない時もあるのだとわかって本当によかったです。つまり自立とは、自分さえ良ければいいというわけでなく、弱った人を助けることができることだと知ったからです。
若くて健康なときは、自分が弱者になるという可能性について考えたことがありませんでした。誰もが明日急に弱者になってしまうかもしれないのです。そのとき「助けて下さい」とちゃんと身近な人に言ってください。そうしなければ相手の人もいざというとき「助けて」と言えないからです。
作家っていう仕事はかなりの部分自分一人でやらなきゃいけないんだろうから、そういう人がこういう心境になったっていうことにこの闘病記の重さを感じるわけです。
前半のとてつもなくバブリーかつダウナーな内容が耐えられる人はオススメします。まぁ、読み物としてはなんとも後味が悪いんですけどw
あと2006年8月の日記で坂東眞砂子さんの「子猫殺し」についても書かれていて、あぁ、やっぱりあの記事はこういう猫好きな著作業の人にも相当なインパクトだったんだなぁと改めて感じる。
とりあえず置いときますね。坂東眞砂子さんのWikipediaですけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E6%9D%B1%E7%9C%9E%E7%A0%82%E5%AD%90
たまたまスゴ本オフで貰った本が同じような事情を扱ってたと知ってちょっと考えてみた。
ひとつは「川の少年」。「カーネギー賞受賞の感動作」でもう一つが「遥かなる水の音」。かたやジュブナイルものでもう一つはどう読んでも「大人のOLが愛するってなに?」をモロッコの観光がてら考えてみた!みたいな紀行系な恋愛ネタ。
読んでみると「川の少年」はいわゆるアメリカにの地方にあるこれといった霊性がないところに突然そういうのが現れる!スタイルで、「遥かなる水の音」はエンもユカリもないサハラ砂漠で日本人とフランス人のオカマがイロイロあるっていう筋書きというか背景でそれなりにシンクロニシティがある。
でもどうみても宇宙人による世界征服以外なら何が起こっても「あるよねーww(・∀・)イイヨネー 」で片付けられる要は男の女の普遍的な物語。そういう意味ではどっちもどっち。ただ、たまたまある方法論が同じだったっていうことで日本人の琴線に触れちゃったのかもしんない。
どっちもこの1ヶ月以内に読んでみたんだけど、特にサハラ砂漠っていうのは「日本の瑞々しい自然」からみてすごく異郷だってことがよく分かる。そしてたまたま最近公開されたシグマさんのDP2のサンプル画像が撮影されたのがモロッコだったので余計にイメージが掴みやすかったのかも。
http://www.sigma-dp.com/DP2Merrill/jp/morocco/
こういう辺境に彷徨ってみたいなぁ。いえいえ、ワタクシはゲイではありませんけどもwそろそろ死に方を考えないといけないのかもなぁとは思います。
ちょっと前のスゴ本オフでゲットした「ドン・キホーテ」。やっと読み終えた。なんだかものすごく時間のかかる読書だった。
こういう荒唐無稽なお話で思い出すのはコレ、「百年の孤独」。
なんでだかしらないけどスペイン語ってのはこういう荒唐無稽なお話に向いてるのか、そういうのが出てくるDNAが言語に備わってるのか、ようわからんけども。
ちゃんと読んでみるとドン・キホーテよりも従者のサンチョ・パンサのほうがカッコイイね。途中でどっかの領土の君主みたいな仕事も結構ウマくこなしたりして。編集してない長いほうがもっとイイのかな?とりあえずサンチョ・パンサとロシナンテ、カワイイ。
あと男の生きざまとしては参考になるのかな?みんなそういう目線で評価してるのかもしんない。
総論としては、なんだろう、同じホラならもっと最後まででっかい風呂敷を広げて欲しいっていうことなのか、わかんないけどもあんまりしっくり来なかった。残念。
とにかく、もう一回「百年の孤独」を読みなおそうと思いました。(・ω・)イジョウ!
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