Reason to be cheerful, part 3

「転落少女と36の必読書」は前半お気楽、後半大騒ぎのこじらせ少女物語。

連休にスゴイ本（上下2冊で800p）を読んでしまった。

カバーがモロに萌え系のデザインだったのでちょっと引いたけど、目次見てたら、オセロ、嵐が丘、白鯨、百年の孤独とかもうストーリー以前にこんなタイトルの章を作るってだけで「これは読まねば！」って思うわけですよ。本好きとしては。

で、上巻はもうとってもイタいこじらせ系女子の主人公が転校してきてイロイロあるっていうジュブナイルなハナシなんだけど、下巻のちょっと進んだ辺りから「むむ！これは！」っていう大騒ぎっていうかすったもんだというか意表をつく展開で、それが最後の最後まで突っ走ってしまうっていう辺りでなんかデジャブな感じかなーと思ったらあれだ。

スカーペッタ先生が悪戦苦闘するあのシリーズだ。パトリシア・コーンウェルのあのシリーズだ。

本の後半、最後の1/5くらいで突然ストーリーが崖から転げ落ちるように展開して大団円を迎えるっていうあの感じ。でもこの本は読み終わってもあの急降下の快感よりは「えぇ〜！こうなっちゃうのぉ〜！」って言いたいぐらいの中途半端感なんだけど、それでも主人公であるこじらせ女子、ブルーの心はこれでイイの？イイんんだよね、うんうん、っていうなんか中途半端なんだけどそれなりに終わってる感も出てきて不思議な感じ。

でもイタいこじらせ系女子のハートの痛みを分かち合いたいなら是非オススメしたい。

特に

だれかにいわれていちばん傷つく言葉が「キスがど下手」だと知ったのは、人生最大級の屈辱だった。

ってところはなんかもうすごく痛みと悔しさと悲しさをぎゅっと凝縮したみたいでスゴイって思った。なんでこんな悲しい言葉が出てくるのかは読んでのお楽しみ。あと、お父さん、スゴイ。いろんな意味で。こんなオヤジになりたい。

「旅行のスゴ本オフ」をやります。BEAMSさんの旅のスゴモノとExpediaさんとのハイブリッドで。

スゴ本オフも「女と男」とか「新潮文庫」とか「角川文庫」とか「ハヤカワ」とかもう何が何やらでスミマセン。なんでもアリですよね、はい。

いわゆる思いつきでやってるので、今回も思いつきです。一応、スゴ本オフっていうFacebookのグループではやりたいテーマの第1位なのでみなさんの意向を汲んでるんですけどねー。

ということでやります。「旅に関するスゴ本オフ」です。

テーマ：「旅」に関するスゴ本を持ち寄って語りあうスゴ本オフです。

日時：2012年6月2日（土曜日）　13時開始～20時終了予定

場所：KDDIウェブコミュニケーションズさんの会議室（地図）

概要：「旅」のスゴ本を持ち寄るスゴ本オフです。旅に関する本だけではなく写真集、マンガ、CD、DVDもアリです。最後に持ち寄った本をシャッフルします。今回はBEAMSさんのご協力を頂いて「旅に関するグッズ」をBEAMSさんに語ってもらいます。なので「本」だけじゃなくてグッズ込みのハイブリッドです。BEAMSさんのグッズは当然ながらシャッフルしません。お店で買って下さいｗ

追記：海外旅行予約サイトのExpediaさんも協力してくれることになりました。ノベルティを提供して頂きます。やったね！

これは2011年5月にやったスゴ本オフから。こんな感じのレイアウトでやります。

参考URL：BEAMS Lights http://blog.beams.co.jp/beamslights/

参考URL：Expedia　http://www.expedia.co.jp/

定員：25名（ある程度定員オーバーもアリです。なんとかします。）

参加費：2千円の予定（軽食と飲み物を用意します。）

 申し込み：Facebookからどうぞ。http://www.facebook.com/events/219249398189323/ Twitterでは@yasuyukimaにReply下さい。

では、みなさん、よろしくです。

「新型うつ」は病気と認識しないほうがよいと思う、という話（案） - 楽園はこちら側

以下は、「新型うつ」バッシングを意図したものではない。そういう文脈でお読みにならないことを希望する。

「新型うつ」という現象が社会的に問題になっている。このことについては以前から考えていた。昨夜、NHKスペシャルを見ながらだいぶ考えがまとまってきたので以下に私見を述べる。

「新型うつ」は、その名前がイメージさせるのとは異なり、「うつ病」とは真逆な現象だとぼくは思っている。ぼくらが外来で（ときに病棟で）みる「うつ病」患者は、あれやこれやを「自分の責任」に背負い込んで苦しんでいる人であることが多い。そして、ぼくらの仕事は「これはあなたのせいじゃないんですよ。うつ病はあなたの「なまけ」でもなんでもなく、一つの「病気」です。だからこれはあなたのせいだという背負い込みをなくし、一つの病気として治療していきましょう」と患者に伝え、そして病気として粛々と治療をしていくことにある。医療者の役割はここでは極めてクリアである。

via georgebest1969.typepad.jp

メモ。すごいすっきりした。うつ病とは真逆の現象なのか。

アイコン用の「ポートレートピクチャーを撮る撮影会」をやりたい。

スゴ本オフ公式フォトグラファー、大木さんのこんな写真をみせられたら「おぉ！アイコン写真変えたくなっちゃうじゃないですかー！」って思うのは当然だよね。

これはスゴ本でお馴染みのダインさん。

手と表情がとってもイイ感じのまりこさん。セクシーって言ってもいいかもしんない。

オトコっぽい。ズバピタさん、カコイイ。

ワタクシのはコレ。ジジイっぽいなぁ。

撮ってくれた機材とフィルムっていうのが良さの根源なのかもしれないけど、自分でも誰かのポートレートを撮る時ってけっこうあるし、うまくなりたい、味のある写真撮りたいっていうのはフツウにあるよね。

だから、どっかで人物写真だけを撮るっていうオフ会をやりたいのです。室内で、特別な照明とかあまり使わないでもこういう風に撮ればいいんだよっていうのが体験できるってやつ。写真の上手い人にいろいろご指導してもらって。

場所は明るめのレストランかカフェで、自分のカメラ使って、誰かを撮ってみる。撮ったらみんなで見比べてワイワイおしゃべりする。出来ればクリスマスモードのアイコン用にサンタコスは用意しておいて着替えたりしながら。プチコスプレアリで。ノリノリの音楽をガンガン流しながら。

スゴ本オフ用には「本を読んでる・手に持ってる」っていうシチュエーションで撮影するのがモアベターかなぁ。

ということで場所と協力してくれるひとをマターリと探そう。決まったらFacebookとかTwitterで告知しますねー。

広尾のウララさんでヘアカット。

おおっぴらに公開できないおもてがわの写真はFacebookで。

昔は抑えつけて無いとくすぐったくてじっとしてらんなかったのにね。いまはいっちょまえに一人でソリソリしてもらえるの。いつもの床屋さんは広尾商店街にあるウララさんね。

キレイなもんですな。

「短くて恐ろしいフィルの時代」は寓意と毒と愛情に満ちたファンタジーだった。

連休中の読書一発目がとてつもない大ヒットだったヨカン。よくワケわからない登場人物（人物ですらないかｗｗ）の、欲望に関する顛末を不気味にも愛おしく物語にしてみましたというのが、

「短くて恐ろしいフィルの時代」という薄い本。でも内容は毒と愛情に満ちてる。

こんなにも奇妙で、嘘ばっかりで、でも真実が刺さってくる小説っていうのも珍しい。百年の孤独を思い出した。あとがきに出てくるジョージ・オーウェルの「動物農場」は読んで無いのでこんどそっちも読んでみよう。

登場人物が機械なのか生物なのかはたまたアメーバみたいなもんなのか、わりと端折って書いてあってこういうのが文字の力だなぁと思う。全部が全部説明しなきゃいけないなんてとてもバカらしい。想像力って素晴らしいなぁ。

ちょっと現実に疲れたら、読むとイイと思う。疲れ気味のおじさんたちにオススメしたい。色んな意味の自戒を込めて。

HPさんもいろいろ必死なのかもしれん。

こんなの渋谷で見付けた。

ハマーでひっぱってる宣伝用トレイラー。写ってるのはAKB。インテルのロゴがあるのでPCの宣伝用なのかな。

ひょっとしてテレビとかでも宣伝してんのかな？しかしAKBも自殺防止からパソコンまで忙しいなｗｗ　（・ω・）

 

ギャビン・ライアル先生の最高傑作「深夜プラス１」が素晴らしすぎて放流出来ない件。

5/12のハヤカワシバリのスゴ本オフのためにゲットした「深夜プラス１」。もう何度目かわかんないけど読み終わった。

こないだ読んだ「もっとも危険なゲーム」よりももっと苦くて甘さが少ないプロフェッショナルな男の物語。でも展開が神すぎてヤバイ。

ライアルが描く「プロフェッショナル」ってどうしてこうも魅力的なんだろうねぇ。これを映画化するならカントンはだれだろう？ダニエル・クレイグかな。

アル中のガンマン、ハーヴェイはう〜ん、ニヤけたスケコマシって言う感じだとジェームズ・フランコかな。

そういえば「ドラゴン・タトゥーの女」も良かったねぇ。

こっちにも例の地図を貼っておこう。こうやって物語がたどったと思わしきルートをサクッと眼で見られるって本当にベンリな世の中だなぁ。

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あぁ、早くコレを誰かにオススメしたい！早く来い来いスゴ本オフ！

『きみとぼくのラララ』

 スゴイ。Google DriveでむかしGoogle Docに保存しておいたちびっこの幼稚園の卒園式で歌ってた歌の歌詞がなぜか出てきたぞ。何云ってるかわかんねーと思うけど、オレもわかんねーんだ。

『きみとぼくのラララ』

 

さよならなんて　言わなくても　いいよね　また　あえるね

元気で　なんて言わなくても　元気で　またあえるね

 

ぼくの見る空と　きみの見る空は

つながっているから　おんなじ空だから

 

ラララ　さよならのかわりに　涙のかわりに

ラララ　きみとぼくのあいだに

ラララ　ひとつの歌

 

心がちょっと　痛いのは　笑顔がまぶしいからだね

淋しいなんて　言わないのが　いいよね　きっと　あえるね

 

ぼくの歩く道と　きみの歩く道は

つながっているから　おんなじ道だから

 

ラララ　悲しみのかわりに　手を振るかわりに

ラララ　きみとぼくのあいだに

ラララ　ひとつの歌

 

ぼくの見る夢と　きみの見る夢は

つながっているから　おんなじ夢だから

 

ラララ　さよならのかわりに　涙のかわりに

 

ラララ　きみとぼくのあいだに

ラララ　ひとつの歌

 

ラララ　きみとぼくのあいだに

ラララ　ひとつの歌

＜新沢としひこの歌でおぼえる手話ソングブック2より＞

 

ギャビン・ライアルの「もっとも危険なゲーム」はハードボイルドな冒険活劇だった。

5/12のハヤカワさんシバリのスゴ本オフのために買い直してついでに読み返してみた。

フィンランドはラップランドを舞台にしたハードボイルドな冒険物語の傑作、「もっとも危険なゲーム」。ギャビン・ライアル先生の元空軍パイロットとしての経験と知識が存分に活かされてて今読んでもドキドキする。

しかし読み返してみると昔読んだ時より最後の戦いの部分が随分とあっさりしてる気がする。読みながら「あれ？あとコレしかページ無いのにホントにあの戦いの描写って出来るのかな？」って。

実際に読んでみるとあっさりしていながら充分に面白いし、コレで調度良い。シャドー81の時も思ったんだけど、全体通してなんか明るいのね。暗い陰湿さが無い。60年代とか70年代の特徴なのかなぁ。

「昔の知識と経験が呪いのように今の生活に襲いかかってきて、でもそれに屈することなく誇りをもってトラブルをやり過ごす男たち」っていうギャビン・ライアルのテーマがここでもビシッと筋が通っていて実に素晴らしい。これってかの名作、「深夜プラス１」も同じだ。ということで明日からはその「深夜プラス１」をもう一回読みなおすとする。

あと昔は出来なかったけど今は出来る読み方として、物語の舞台となってる場所をGoogle Mapで確認してみるっていうのがけっこう楽しい。この本の場合、今の写真から50年以上昔の風景を想像しながらってことになるけど。

主人公のビル・ケアリがどでかいトレーラーをみて驚いた場所はここ、かな。

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ということでコレをスゴ本オフに持っていきます。あ〜！カブってるぅ〜って人、お先に失礼しますた。他にも持って行くからそっちを乞うご期待。