自分用のメモとして。
これのMakingはコレ。
TEDの動画。
11/2に開催されたピクタソンというイベントに取材がてら参加してみた。
マジメな記事はこちら。http://ascii.jp/elem/000/000/840/840601/
でね、もうちょっと柔らかいネタを自分のブログに書こうかなーって。
会場はこんな感じ。スゴくザワザワしててイイ感じ。キレイ過ぎずに落ち着く。ココにネコが居たらとっても似合うと思う。
で、ハッカソン方式だから競い合うわけなんだけど、審査員と参加者が投票するっていうこれまた雑多な感じが炸裂してて面白い。つまり、「オレたち参加者、評価は誰かがやるから知らねー」っていう疎外感が無い。まぁ、あとはやってるそばから酒飲んでダベってる感じが素晴らしい。
ちなみに高校生も中学生も居た!スゴい。なんだろう、この渋谷の街中感はwww(ちなみに場所は渋谷から恵比寿の方にしばらく歩いた先にありますw)
某有名中学の3人組!
描いてる時はみなさん、真剣です。あとPCがあると調べ物が出来るので必須かもね。
最後にみんなで記念撮影!
主催者のカズワタベさん。イケメンだー!
詳しくはココで。http://pictathon.org/
あ、デッドベアーも置いてあってなかなかセンス( ・∀・)イイ!!
スゴ本オフの常連さんのおおもりけいこさんに教えてらった「あの犬が好き」の続編の原作、「Hate that Cat」素晴らしかった。ていうか前回の「あの犬が好き」にめっちゃ驚いて「こんな奇跡的な本があるのか!」って記事やツイッターでの反応を記事に書いたんだけど、今回はもっと味わい深い、なんていうかジワジワくる感覚が最後のジャックの詩で爆発する感じだった。
Hate That Cat
もう、何言ってるのかわからないとは思いますがw
カバ―の裏のトコロに書いてある
This is the story of
Jack
words
sounds
silence
teacher
and cats
っていう紹介文がものすごく秀逸。ココで大事なのはsoundsとsilenceだよ。もちろん、ジャックの文章もいいけど。
前回はジャックが先生と一緒に色んな詩を読んでその反応をメモして積み重ねながら、「詩なんて女の子の書くもんだよ」っていうガキンチョらしく意気がってる冒頭の話からだんだんジャックが詩に惹かれていって大好きになった詩人に手紙を書いて会いに来てくれるって辺りにジャックが飼ってた犬が絡むっていう、今思えば(ていうかこの本に比べると)シンプルな構造だった。犬は大事な要素だけど、ソレがメインじゃなかった。
そしてこれは更に構造が複雑になってる。いままで出てこなかったジャックのお父さんとお母さんとお母さんのお兄さん、つまりおじさんまで絡んで、しかも「あの犬が好き」で出てきた詩人の息子まで出てきて、まさにエラいことになってる。
でも、やっぱりここでも主人公はネコじゃない。
まだ翻訳されてないし、今後も翻訳されないかもしれないけど、男の子の目覚めの物語から「男の子の愛情」っていうなんかこう表し難いモノをここまでシンプルに表現出来るのってスゴイわ。
障害に興味があるっていう人は是非読むとイイと思います。障害に興味っていう言い方もアレだとは思うけど。それ以上、書くとネタバレになっちゃうので。
しかし詩を単純に本にするんじゃなくて、誰かの反応を混ぜながら物語を作っていくって、ものすごく頭イイ感じがする。賢いというか味わい深くなる。もう何度も読み返してるけど、122ページと123ページの見開き、その次の124ページと125ページ、ここに来ると何度でも眼から水分が発生してしまうので、読む時はティッシュ万全でお願いします。大事なことなのでボールドで書いてみた。
ちなみにネコが喉を鳴らす音、日本語だとだいたい「ゴロゴロ」だけど、英語だと「Purr」なのね。なんかもう少し軽い感じの音感。
この本、英語苦手な人もスラスラ読める。だって文章が短くてわかりやすいから。それと表紙のイラストがとてもヨロシイです。ペーパーバック版は違うみたいだけど。
さぁ、もう一回読もうかな。何度読んでも飽きないし、発見があるっていうスゴ本です。オススメ。
@yasuyukima おはようございます。『あの犬が好き』読みました!こんな詩集、初めて。もうきゅんきゅんしちゃって、ずっと手元に置いて繰り返し読んでます。男の子が構えを徐々に外して自分の言葉を発見していくところが何とも素晴らしいですね。ご紹介に感謝!
— chimey (@chimey) October 17, 2013
@yasuyukima 犬の詩のあとに詩人との出会いにつないでいくところなんて、最高ですね。最初に読んだときは息が止まりそうになりました。
— chimey (@chimey) October 17, 2013
@yasuyukima ほんとですね。あの辺りからぐっと鷲掴みされてクライマックスに放り込まれる感じです。
— chimey (@chimey) October 17, 2013
@yasuyukima こちらこそ!素敵な本を紹介していただいて豊かな気持ちに。ありがとうございました☆
— chimey (@chimey) October 17, 2013
いや、ホントに奇跡的な傑作ですから。みなさん、読みましょう。
http://yasuyukima.typepad.jp/blog/2013/09/love_that_dog.html
朝から思わず嬉しいコメントを頂いたので思わずメモってみた。
今週末の「ヒミツのネコカフェ@白金高輪」に持っていきますから、ソコで読みたい人はぜひー。30分もあれば読めるけど、なんども読み返したくなるフシギな詩集です。
紹介してくれたおおもりけいこさん、ホントにありがとう。
角川の新しい選書シリーズ、角川EPUB選書創刊記念的なナニかで編集部にあった本を読んでみました。
アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)
書いたのは元Forbesで記者をしていた人。結構読みやすい。
文字通り、「コンピュータで動くプログラムが人間に取って代わって仕事をする」っていうちょっと前に読んだ「Race Against the Machine」とカブってるけど、さすがに最新の翻訳本らしくエピソードがちょう新しい。
こういうのは旬のうちに読まないとダメですね。大昔からの歴史を紐解きつつ、如何にウォール・ストリートが数学の天才を雇ってプログラムによる売買を進化させてきたのか?それによる弊害とかまで調べて念入りにインタビューをまとめた本って感じ。
どういうわけかやたらとBotっていう用語でアルゴリズムというかプログラムのことを書いてるけど、どうしてんですかね?IT業界のオッサンにしてみると「プログラマーが書いた通りに動くんじゃなくてデータの変化に対応しながら自己調整するプログラム」っていうのと差別化したかったのかな。
ヒット曲を見つけるアルゴリズムでいきなり売れそうなアルバムをプログラムが見つけてきたらそれがノラ・ジョーンズのCDだったとか、ちょっと前にNBAで一大旋風を巻き起こしたジェレミー・リンを「使える選手だ」って発見したのがBotだったとかとにかく意外なところで意外なアルゴリズムが実際に人間の代わりに仕事をしているっていうのが目新しい。
ウォール・ストリートの事例はさすがに調査が徹底していてエピソードだけで十分楽しめる。
医療の分野でもっとアルゴリズムが使われれば、医療ミスも無くなるし、無駄な薬剤投与も無くなっていいことずくめ(薬剤師以外は)っていうのがリアリティあり過ぎてスゴイ。
なにげに出てくるのがアメリカの医療の問題で、「アレだけジャブジャブと使っているアメリカの医療費、実はその金額の10%にも満たない医療費のキューバとアメリカは平均寿命がさほぼ変わらない」っていうのを読むといったいなんのためにお金使ってんのかわかんなくなるよね。
とにかく、医療と裁判の現場ではこれからどんどんプログラムが使われていくことでしょう。あとコールセンターの業務も音声認識と性格判断のコンビで年間数千億も削減できるというのが分かってるらしい。
顧客相談室に電話してみたら相手はBotであなたの性格を判別した上で最適なオペレーターとマッチングすると通話時間やクレームが減るっていう事例が出てるんだから、そらぁ、やるよね。
もう営業マンもユーザーサポートもBotが代替する時代がすぐそこまで来てる気がする。音声認識と性格判断は日本でも導入が進みそうだなぁ。
ということでオススメです。300p超える本だけど読みやすいです。
元DECの知り合いの及川さんのフェイスブックの投稿で知った「ITx災害」会議というなにやら物騒な会議が東大駒場で行われたのでチャリでお邪魔してみた。
公式サイトはココね。http://www.itxsaigai.org/
ホンチャンのコンテンツはフェイスブックかな。http://www.facebook.com/groups/it.saigai/
午前中は、様々な災害復興の取り組みをしている皆様のプレゼンテーションを連発で聞いた上で、午後からアンカンファレンスと称してその場で決めたテーマでその場で集まった人たちで話し合って何らかの結果を作るというなんかすごいカオスな方法で議論?が進む。
主催者の及川さん曰く、「話し合ってるだけじゃなくて行動をしよう!そのために何かキッカケを作ろう!」ということだったんだけど、それぞれのテーマで話し合われたことをみると、う~ん、そこまで行き着いてるかどうか、それぞれの皆さんの意識次第かなぁ。
でも日曜にわざわざ東大の駒場キャンパスまで出てきて一日潰そうっていうんだからみなさんとても意識が高いっぽい。特に若い人はなんとかしてやるぜ!的な意欲が現れていたような気がする。まぁ、メインはオッサンなんだけど。
感想としては、「災害=東日本大震災=東北=過疎地」というのが前提になってるのが残念。というか今の状況だったらそらそうだよね、まだ復興してないもんね、とは思うんだけど、せっかくアレだけの知識と経験が集まってるんだから、「もしも東京で同じ規模の津波が来たらどうなる?」というところから出発して、こういうツール作ろうぜ!とかこういうサービス作ろうぜ!っていうぶっ飛んだハナシが出ると良かったかもなぁ。
もしも東京をベースに災害時のシミュレーションをするなら、東北と違って「人が居過ぎること、多過ぎること」を軸に何かを考えないとマズいよねとは思った。これは東京都とかがもうやってんのかな?これかな?http://news.livedoor.com/article/detail/6545230/
でもコレみると火災と建物の損壊だけで津波による被害はそもそも想定されてない悪寒がする。死者の想定数11,000人は桁が全然違う気がするなぁ。有り得ないよ、あの規模の津波が来て無事な湾岸地域なんて。
閑話休題。
災害とITっていうことでワタシが考えたテーマは、「災害でもオリンピックのような大規模イベントでも使える、基地局が要らないスマホベースのトランシーバーは作れないか?」でした。
なんかね、基地局が無いと繋がらない携帯じゃなくて非常時にはP2Pでトランシーバーになるスマホがあってもいいんじゃないか?という問いかけです。ま、思い付きですけども。そういえばドコモさんのかつてのイチオシサービスにありましたね、Push to Talk。あれはパケット網を使うやつでダメダメでしたけど、やっぱりトランシーバーと同じように使えないと災害の時には役に立たないよね。超混雑してて音声もパケットも繋がらない週末の渋谷のハチ公前とかでこういう機能が有ったら、「飲み会の会場急遽変更!みんなどこどこのホニャララに集合!」、「ラジャー!」なんて出来るのにね。
あと「IT弱者」をテーマに話し合った時に「結局、携帯電話で通話しか出来ない人」をどうするのか?という命題に対して、「若い人がそばに居て教えてあげる」とか「楽しく学べるワークショプを開いて使えるようにする」という意見が出た。今回の東北の場合を考えるとPC使えない人にWord Excel教えてもなんにもならないという教訓をベースするとそういう人にスマホ使えるようにしたり、Twitter教えたりGoogleサーチの使い方を教えたりっていうのは無理があるんじゃないかなぁ。しかも相手が老人ならなおさら。
若い人が居て助けてあげれば出来るっていうのは少なくとも持続的じゃない。だってもともと若い人が居ない過疎や限界集落に支援のための若者が臨時に行ったとしてもいつかは彼らも地元に帰るんだし、被災地に根付くわけじゃない。使い方のワークショプやったってちゃんと参加する人たちの情報を残しておいて継続的に接する、次にやる時に申し送りしない限りは毎度毎度同じことを教えるハメになる。要はさ、介護サービスと同じだよね。今日はどこまでやれた、明日はどうする?誰が担当する?までを支援する側が覚悟を持って継続的にやらないとさ。
ということでITを使って災害に対してなんかしよう!はデバイス側もサービス側も行政も公共団体も医療機関も交通機関も法律もやるべきことはイッパイあるんだけど、災害時だけじゃなくて普段の時も使えるユニバーサルで普段から使えるナニかを作れると良いなぁと思いました。
若い人もおっさんもやる気満々だったので、これから楽しみ。何かしてみよう。そうしよう。
あ、昼食は「芋煮&芋煮風カレーうどん」でした。芋煮は醤油出汁の牛肉に里芋、ネギ、牛蒡、こんにゃく。カレーうどんの写真、撮り忘れたw
あと全日本芋煮会同好会のTシャツカッコ良かった。(あれ?縦にならない。う~ん、情弱だ~!)
会場をかしてくれた東大の駒場キャンパス、さすがに雰囲気があっていいとこですた。
以上、おしまい。
昨日のスゴ本オフで、常連のけいこさんにこっそり「読んでみて下さい!」って手渡された「あの犬が好き」。
今日、初めて読んで衝撃を受けた。ていうかこんなに短くて散文的な文章というか詩なのに、本編と最後の方に載ってる引用されている詩の中身が呼応してるというか交差してる。読み終えて「あ!そうだったのか!ぎゃ~!」って叫びたくなるぐらいに超絶的に複雑なのに調和しているっていうなんかこう、人間が作ったんじゃなくて全知全能の神とまでは言わないけど、天使が悪戯しちゃったみたいな巧妙な構造になっててもうナニ書いてイイのかわからないくらいに感動した。
タイトルだけ読むと「あ~。また動物ネタのジワジワ泣かせるそういう話じゃね?」って思うでしょ?違うんです。
だいたい冒頭の一発目がコレだもん。
いやだ
だって、女の子のもんだよ。
詩なんてさ。
男は書かない。
これの原文をAmazonの中身みる機能で見付けた。
I don't want to
because boys
don’t write poetry.
Girls do.
もうのっけから「えぇぇ!」って思うじゃないですか。そこからは不思議な文章が続くんだけど、つまり主人公のジャックが有名な詩人の作品を読んでその感想的なものをセンセイに宛てて書く、つまり感想文風な日記なんですね。日記の後に引用された詩が紹介されるという形式。
ただいろんな要素がそこに交差していて、最終的に最後まで読み通すと「うわぁ~なんだこれすごいわー!」になるという、文字通り天使の悪戯的っていうのがワタクシの印象です。
翻訳の金原瑞人さんが最初の文章の男女の並びを変えて、女の子と男という対比にして、いかにもタフなオトコを演出したがってるガキンチョがこの一文でスゥっと理解できる。つまりは素晴らしい。
あ~、もうね、何度でも読み返してます。単に犬で泣かせるだけじゃなくて主人公のジャックの成長とかワンコをシェルターにもらいに行くときの話とかお父さんとの会話とかドキドキとワクワクが伝わってきて、こんなにサクッと読めるのに味わい深い本って久しぶりかもしれない。
もうAmazonさんのオススメ通りに翻訳本と原本の2冊をお買い上げするべき。
けいこさん、貸してくれてありがとう。
翻訳本のアフィリンクはこちら。
あの犬が好き
原本のアフィリンクはこちら。
犬好きでも猫好きでも、男の子の父親は読んでみるべきかも。あ、もちろん男の子のお母さんも。ていうかみんな読め。
何かを知りたい、理解したいという時に「本」というのはとても役に立つ。歴史を遡るコトも出来るし、争い合う両陣営のそれぞれの思惑を知ることも出来るし、単純にその単語の意味を知るために「本」を読むというのはとても妥当な方法論だ。
でもね、本を読んだだけでわかったような気になるのもとても危険。ということでたまには「あ~、オレはなんにも分かってないし、こんなに丁寧に説明してくれてもわからないことがあるんだよな~」っていうことを思い知るために「本」を読むということをタマにやります。
つまりどんなに読んでもわからないって言うことを思い知るための読書。
ワタクシにとってそれの代表選手が、「宇宙物理学」。だいぶ前に読んだ「ブラックホールには毛が生えている」とかとにかくそういうの。
今回、手にとったのがコレ。「宇宙物理学者がどうしても解きたい12の謎」。もうね、このタイトルだけで釣られました。
元々のタイトルはアイザック・アシモフが書いた望遠鏡の歴史に関する本の題名、「Eyes on The Universe」の焼き直しということで「New Eyes on the Universe」。で、中身も最新の望遠鏡のことを軸に様々な最新の宇宙物理学のことをまとめたハードなんだけど語り口がナイスなエッセイ。とても読みやすいけど、やっぱり分からないww
とにかくその根本は到底理解できないんだけど、電波望遠鏡とかガンマ線望遠鏡とか色々な種類の望遠鏡が出てきて、もう夜空に向けて何かを観察する、撮影するっていうレベルじゃないのだけはよく分かる。カミオカンデみたいに地下奥深くに作られるのも「望遠鏡」なのね。
あともう規模がデカ過ぎて一つの国で賄えるだけの設備じゃないんだね、宇宙のこういうのって。日本のいろんな計画も様々なところで出てくるけど、もう国を超えて予算化というか協力体制を作らないとアカンのね。
そう思うと意外と宇宙関係のひとが一番国境という括りを超えて活動してるんじゃないのかなぁと素人目には見えてくるんだけど、やっぱりそんなにカンタンじゃないんでしょうね。
ということで「あ~!オレってなんにも分かってないし、これからも分かんないことだらけだ―!」っていう諦めにも似たケ・セラ・セラな気分を味わいたい時にはピッタリです。オススメします。
宇宙物理学者がどうしても解きたい12の謎
だいたいさ、ブラックホールって光も抜け出せない重力の塊なのになぜかその穴から青いジェットが2本噴き出してるってさっぱり意味わかりません。でも痛快。自分の分からなさ加減が。
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